日本獣医内科学アカデミー -研鑽そして飛躍-
獣医師を取巻く環境は、新型インフルエンザや口蹄疫に代表される新興・再興感染症の発生、高度獣医療とインフォームド・コンセントなど、対応・解決しなければならないことが山済みと考えます。このような社会状況のなか、ヒトと動物の 間で責任ある仕事をする獣医師の責務は大きく、率先して学び、スキルアップしていかなければなりません。日本獣医内科学アカデミーは、特に獣医臨床の分野における人材を育むために、様々な学会、研究会との共催で臨床獣医師研鑽の場を提供し、それぞれがアクティビティを持って活動できるように、その役割を担い、活動してきました。第7回を迎えた日本獣医内科学アカデミーは、社会的ニーズに対応した質の高い獣医師や周辺分野の人たちのさらなる活躍を期待するものであります。本大会が盛会となるようご協力をお願い申し上げます。
第7回日本獣医内科学アカデミー 大会長
麻布大学獣医学部教授 和田 恭則
日本獣医臨床病理学会 -更なる病態の理解を目指して-
日本獣医臨床病理学会2011年大会は、日本獣医内科学アカデミーに加え、日本獣医皮膚科学会と同時開催する運びとなりました。会場も一新、広々としたパシフィコ横浜に決定致しました。
獣医臨床病理学会は四半世紀にわたり、検査診断学および病態生理/病態解析の側面から臨床獣医学の発展に貢献して参りました。より良い動物医療の提供にはまずは診断です。正確な診断なくして、適切な治療を行うことはできません。
近年、臨床現場では益々高度な診断・治療が求められる中、多くの学会・研究会の協賛のもと開催される本大会は、参加者の皆様にとり、この上なく有意義な情報収集の機会となると確信します。
2011年大会も充実したプログラムを企画中です。本大会が獣医師・看護師そして企業の皆様にインパクトを与え、そして未来を創造していく力となるよう、多くの方々の参加をお願い申し上げます。
日本獣医臨床病理学会 大会長
岐阜大学 応用生物学科獣医課程教授 鷲巣 誠
日本獣医皮膚科学会は本年度で第14回の総会・学術大会を迎えますが、本年度は日程の都合により、日本獣医内科学アカデミー/日本獣医臨床病理学会/日本獣医皮膚科学会の同時開催としてパシフィコ横浜で実施されることになりました。
この措置は本年のみでありますが、例年と異なり、皮膚科学会会員の皆様にとって皮膚科以外の講演あるいは発表を多く聞くことができるという長所もあります。また、それ以外の皆様にとっても、内科アカデミー/臨床病理学会で皮膚科学に関する講演/発表が例年以上に充実するという長所があるように思えます。是非多くの獣医師、動物看護士、獣医学学生の方に参加頂けるようにお願い申し上げます。
日本獣医皮膚科学会 大会長
東京農工大学獣医内科学教室教授 岩崎 利郎