ご挨拶
日本獣医内科学アカデミー
第15回日本獣医内科学アカデミー学術大会(JCVIM 2019)の開催にあたって
-アジア獣医内科専門医とともに-
日本獣医内科学アカデミー(JCVIM)の2002年設立時にはその究極の目標として獣医内科専門医の養成認証を掲げました。しかし、欧米の専門医機構(ACVIM, ECVIM)からアジア全体での専門医機構の設立を要請されたため、日本とアジア各国の先生方の協力によって2007年にはアジア獣医内科学会(Asian Society of Veterinary Internal Medicine, AiSVIM)が設立され、2015年にはついに専門医を養成・認証する団体であるAsian College of Veterinary Internal Medicine (AiCVIM) (現会長:小林哲也先生)が発足しました (http://www.aicvim.org)。
AiCVIMの設立専門医に関しては、2015年に初期メンバー(Invited specialist)が選出された後、2017年には23人のde Facto appointed Diplomateが選出されました。そのうちの13人は日本人であり、伊藤(大介)先生、大野先生、奥田先生、滝口先生といったJCVIM実行委員メンバーのほか、これまでの大会でご講演いただいた多くの先生方が含まれています。これからはアジアで専門医を育てる時代であり、今回はそういった新しい潮流へのターニングポイントと捉えております。
JCVIM2019においても「参加者にとって魅力的なプログラム」を提供することを第一の目標とし、共催学術団体、講演者、スポンサーの皆様にご協力いただきながら、実行委員一同で実りある大会にするために努力致しますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
- 第15回日本獣医内科学アカデミー
学術大会・大会長 - 東京大学大学院農学生命科学研究科・教授
辻本 元